News/blog

お知らせ/ブログ

mcmは、ドイツ出身で韓国で育ったレザーブランドとして広く知られていますが、その誕生には興味深い経緯があります。

このブランドが誕生した背景やその人気が若い世代に広がった理由を明らかにしてみましょう。

 

MCM誕生の歴史とは?

mcm(Mode Creation Munich)は、特有の高級感漂うデザインが魅力で、数々の有名な海外アーティストに愛されているブランドです。

現在は韓国を拠点にしており、レザーバッグ・スーツケース・アクセサリーなど、幅広い商品を提供しています。
さらに、アパレルやシューズなども展開しています。

mcmの誕生のきっかけは、俳優のマイケル・クローマーによります。彼は1970年代半ばに西ドイツのバイエルン州の州都ミュンヘンで活躍していました。

当時、レトロなデザインのバッグを求めていた彼は、戦後30年以上経った当時のドイツではそのようなデザインは古くさいとみなされ、なかなか理想のバッグに出会えませんでした。

そこで、マイケル・クローマーは自分自身で自由な発想でバッグを作りたいと考え、1976年にバッグ製造会社を設立し、独自のブランドを立ち上げました。

このブランドの名前が「mcm」であり、ローマ数字で「1900」と表記されることから、20世紀初頭のレトロなデザインを取り入れるクローマーの意思が込められています。

また、ブランド名は彼の名前「マイケル・クローマー・ミュンヘン」のアルファベット頭文字に由来しています。

現在は「Mode Creation Munich」の略称であり、世界中の旅行者向けにデザインされた上質なレザーアイテムが非常に人気を博しています。

 

レトロ感あふれるデザインの魅力

自分が追い求めるクラシックなデザインの鞄を手に入れるために、マイケル・クローマーはmcmを設立しました。

彼が望んでいたのは、20世紀初頭を彷彿とさせるシックなデザインのバッグでした。
mcmは最初に、マイケル・クローマーがよく旅行をする俳優としての側面に着目し、彼のために旅行用のバッグを制作しました。

彼が優れたデザイナーと熟練の革職人を集めたチームと協力して完成させたバッグは、単なる実用的な製品にとどまらず、クローマーの求めた20世紀初頭のシックなデザインが魅力的に表現されたものでした。

クローマーがこのバッグを持ち歩くと、俳優仲間やスタッフの間で瞬く間に評判となり、予想を上回る注文が殺到しました。

mcmの革バッグは、レトロでシックなデザインを持つだけでなく、クローマーのファッションセンスによって自ら望む製品を手作りしたという強い情熱が込められています。

この情熱が古くから伝わるドイツの革製品の卓越した製造技術を現代に再び蘇らせたのです。
mcmのバッグは、手間と時間をかけて丁寧に作られた高品質の製品であり、そのため高価な商品となりました。

しかし、その高価さこそがブランドの価値を更に高める要因となったのです。

 

ドイツ生まれで韓国で広まる

1980年代から1990年代にかけて、mcmはドイツを代表するレザーブランドとして大人気となりました。

バッグだけでなく、財布やシューズなど革製品全般にも専門性を持つブランドとして、ヨーロッパ以外のアジア諸国にも輸出され、その人気は世界的に広がりました。

特に韓国では爆発的な人気が巻き起こりました。2000年代に入ると、革製品ブームが起こり、急成長している韓国内でヨーロッパの一流ブランドへの需要が急増しました。

その結果、mcmの韓国への輸出数が急増したのです。

2005年には、韓国の大手企業であるソンジュグループがmcmを買収し、mcmは韓国企業が経営するドイツ風ブランドとして新たなスタートを切りました。

この際、ブランド名も「Mode Creation Munich」(モード・クリエーション・ミュンヘン)に変更されました。

その後、mcmはBIGBANGや東方神起などの韓流スターに愛用される御用達ブランドとしての地位を築いていきました。

韓国を起点に、日本・台湾・香港などのアジア諸国の若い世代をターゲットにし、洗練されたスタイリッシュなデザインで提案を続けることで、ラグジュアリーなブランドとしての地位を確立しました。

 

まとめ

mcmの人気の理由は、ブランド創設者の情熱とドイツの伝統的な革製品の製造技術に起因しています。

創業者が独自のデザインを追求し、自ら手掛けたバッグは洗練された印象と実用性が魅力的でした。

ドイツから韓国へ拠点を移したことで、韓流スターを通じて若い世代にも広まり、ブランドの知名度が急上昇しました。

この結果、mcmはアジア諸国のファッションシーンで高い人気を誇ることとなりました。

Back

0120-610-881
LINEで査定受付
LINEで
無料査定
電話で
お問い合せ
メールで
お問い合せ
ページの一番上へ

×

ページの一番上へ