自分へのご褒美としてルイヴィトンを購入したけれども、手入れをしたことがなく、そんな話をよく聞きます。長く使うために手入れをしたい気持ちはあるけれど、生地を傷つけてしまうのが心配な方もいるのではないでしょうか。今回は、誰でも簡単に行えるルイヴィトンモノグラムのお手入れ方法についてお話しします。
汚れの原因とは?
ルイヴィトンの代表的なデザインである「モノグラム」の素材は、コットンや麻、塩化ビニルで構成されており、そのため撥水性があり、比較的汚れにくい特徴があります。
ただし、バッグ部分には柔らかい「ヌメ革」が使用されており、使用するうちに色が濃く変色していくことがあります。これは一種の風合いとも言えますが、黒ずんでいると気になる方も多いようですね。
モノグラムの汚れ落とし方法とは?
もしモノグラムのルイヴィトンが汚れた場合は、湿ったタオルで優しく拭くと汚れが除去されます。
また、油や脂の汚れには家庭用洗剤を薄めて使うこともできます。しかし、何よりも重要なのは、汚れをつけてしまったらすぐに拭き取ることです。
ヌメ革の汚れとは?
●水滴によるシミ
新しく購入したヌメ革は、表面に皮脂や革から漏れるオイルなどの油がまだ充分に出ておらず、コーティングされた保護膜が形成されていない状態です。
そのため、水に濡れるとすぐにシミとなり、目立つ汚れになってしまいます。革製品を初めてメンテナンスする際には、防水スプレーを使用して防水処理しましょう。
バッグや靴の表面のほこりをブラシで丁寧に取り除き、専用の防水スプレーを均等に全体に吹きかけることで、防水効果を全体に広げ、水によるシミを防ぐことができます。雨の日には使用を控えることをおすすめします。
●日光による変色
ヌメ革は日光にさらされると変色する性質を持っています。
ヌメ革の変色も味わいの一部ですが、新しく購入したヌメ革をそのまま使うと、色のムラが生じやすくなります。使
用する前に日光に当ててから使用し、ムラを防ぎましょう。ただし、直射日光ではなく、屋内で日光に当てるようにしてください。
直射日光にさらすと革が焼けてしまい、本来の色がわからなくなる可能性があるため、注意が必要です。
●乾燥によるひび割れ
先ほど日光に当てる方法を述べましたが、革製品をそのまま外に放置するのは避けてください。
外気の影響で乾燥し、ひび割れの原因になります。革専用のクリームを塗布することで乾燥を防ぐことができます。
●汚れ、黒ずみ
バッグの場合、完全に汚れや黒ずみを防ぐのは難しいものです。
状態によっては修復不可能な場合もあります。ソフトガミと呼ばれる革製品用の汚れクリーナーがありますので、それを使用してください。
自分で手入れしてはいけない場合も…
ルイヴィトンの財布を長く愛用するためには、自分でも簡単なお手入れを定期的に行う習慣が重要です。
財布は必ず劣化してしまうものですが、日常的なお手入れによって美しい状態を保つことができます。
ただし、汚れや傷がひどい場合は自己処理を避けましょう。
無理に拭き取ったりすると素材が損傷したり、傷が広がる可能性があります。
その場合は、ルイヴィトンの店舗に直接クリーニングを依頼するか、革専門のクリーニング業者に頼むことをおすすめします。
まとめ
汚れを取る方法をご案内しましたが、長期間の使用に耐える秘訣は汚れを予防することと日常のお手入れです。
防水スプレーを使ったり、使用後に乾拭きをすること、そしてヌメ革には定期的にクリームを塗ることが重要です。
もし財布が深刻な損傷やカビの発生が見られる場合は、ブランド買取店に売ることもおすすめです。
状態の良い商品と比べて買取価格は低くなりますが、ルイヴィトンの素晴らしい点は損傷がひどくても適切な価格で買取してくれることです。