ブランド品の買取では、適切な交渉によってより高い買取価格を引き出すことができる場合があります。
交渉することにためらいを感じる方も多いかもしれませんが、値上げ交渉は高額買取を実現する上で重要な要素です。
もし正確な価値が適切に評価されていないと疑念を抱いた場合、積極的に交渉することが重要です。
今回はブランド品の買取において、有利な交渉を行うための方法やヒントを紹介します。
ブランド買取で交渉する際の注意点とは？
ブランド品の買取時に価格交渉をする際には、査定士とのコミュニケーションに注意が必要です。適切な対応を心掛けることで、満足できる買取価格を得ることができます。
以下に、覚えておくべきポイントをご紹介します。
買取希望額は具体的に！
査定時には、希望する買取金額を尋ねられることがあります。
その際には、あいまいな対応ではなく具体的な金額を提示することが重要です。
たとえば、「〇〇〇円なら売ります！」と明確な希望額を伝えることをおすすめします。
さらに、複数の業者に査定を依頼し、相場を把握しておくと、希望額を伝える際に有利になるかもしれません。
希望額が受け入れられれば、手続きもスムーズに進み、査定にかかる時間も短縮できるでしょう。
質問は曖昧にしない！
査定士は商品に関する質問をすることがあります。
例えば、商品の購入時期や購入場所など、買取価格を決定する上で重要な情報を求められるでしょう。
その際には、具体的かつ正直な回答をすることをおすすめします。
査定士は日々多くの品物を査定しており、豊富な商品知識を持っています。
もし商品を良く見せるために嘘をついた場合でも、簡単に見破られてしまう可能性があります。
嘘をつくと信用を失ってしまうことも考えられますので、正直な対応を心がけるべきです。
分からないことがあれば、率直に伝えることも構いません。可能な限り正直に対応することを心掛けましょう。
付属品もあれば高額査定に期待！？
価格交渉による高額買取は重要ですが、商品の「状態」と「付属品」も査定の重要なポイントです。
査定前には、これらを確認することが大切です。
しっかりと手入れすれば査定アップ
長期間使用したブランド品には、汚れや劣化が不可避です。
たとえば、バッグには角のすり減りや損傷が生じるかもしれませんが、内側のほこりや黒ずみは、手入れを少し行えば簡単に取り除くことができます。
ただし、買取業者にとって、簡単に取り除ける汚れであっても、目の前で本当に取り除けるのか確認することはできません。
また、汚れや手入れの行き届かないバッグは、必ずしも良い印象を与えません。
それは少なからずマイナス評価につながる可能性があります。
長期間使用したブランド品は、汚れを落とし、きれいにしてから査定に出すことをおすすめします。
付属品があればさらに査定額アップ！
重要なポイントの一つとして、付属品の有無が高額査定に影響します。
ショルダーバッグのストラップや、腕時計の外箱やベルトのコマなど、重要な付属品は買取価格にも関与するため、所有している場合は一緒に査定してもらうことをおすすめします。
また、ブランド買取においてよくあるトラブルの一つに、「付属品の追加査定」があります。
商品の買取が成立した後に、後日付属品が見つかり、査定を依頼しても断られるというトラブルです。
訪問買取の場合、8日間のクーリングオフ期間が適用されますので、売却した商品を返品し、再度付属品を持参して査定してもらうことができます。
また、一部の業者は、別途契約として付属品のみの買取にも対応している場合があります。
ただし、8日間のクーリングオフ期間を超えた場合や、付属品のみの買取に対応していない業者の場合、見つかった付属品を持て余すことになるかもしれません。
訪問買取以外の方法では、クーリングオフ期間が適用されず、返品が完全に不可となる場合もあるため、注意が必要です。
査定時には、しっかりと付属品の有無を確認することをおすすめします。
交渉するタイミングはズバリ・・・
価格交渉を行う場合、最初の査定価格が提示された時が適切です。
異なる買取業者によっては、初回の提示額が必ずしも限界の価格ではないこともあります。
買取業者にとっては、できるだけ低い価格で買い取ることが利益につながるため、最初に低い額を提示することがあります。
最初から交渉のつもりでいれば、不当に低い金額での買取を防げるだけでなく、最高の価格で売却する可能性も高まります。
対面での買取方法の場合、希望金額をその場で伝えることができますし、宅配買取の場合は「再査定」を申し出ることができます。
満足のいく取引をするには？
円満な取引を実現するためには、自身と業者の妥協点をはっきりさせる必要があります。
買取業者によって査定基準や買取価格は異なることは当然です。
高額買取に固執しすぎて態度が悪くなると、業者も交渉に応じてくれない可能性があります。
買取業者も商売として査定を行い、できるだけ安く買うことで利益を追求します。
その中で、最終的にはお互いが妥協点を見つけることが重要です。
複数の業者に査定を依頼し、買取価格を比較することや、最も高い提示額を待つことも一つの手段ですが、時間と労力がかかるでしょう。
商品の相場を把握し、ある程度の希望価格を設定して査定士に伝えることが重要です。
円満な取引を実現するためには、無理のない範囲での交渉を心がけましょう。
