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エルメスのバッグ全種類を網羅的に知りたい方へ。この記事は、憧れのバーキン、ケリー、ピコタンロックなどの人気定番から、廃盤モデル、メンズラインまで、エルメスが誇るあらゆるバッグを徹底解説する「完全版」です。各モデルの特徴や魅力、歴史的背景を深掘りし、あなたに最適な一点を見つけるための選び方までご紹介。なぜエルメスが世界中で愛され続けるのか、その普遍的な理由も解き明かします。

目次

エルメスが世界中で愛される理由|歴史とブランドの哲学

「高級馬具店」としての創業とエルメスの歴史

エルメスの歴史は、1837年にフランスで始まります。当初は優れた技術を持つ「高級馬具店」として名を馳せました。しかし車の登場による時代の変容とともに、エルメスはファッションブランドへと変革を果たします。

エルメスを表すロゴには、「四輪馬車(デュック)」と「従者(タイガー)」が描かれています。これは「エルメスが提供するのは最上級の馬車であり、その乗り手は貴方自身」というメッセージを含んでいます。

繊細で優雅なアートとクラフトマンシップの絶え間ない追求が、エルメスには息づいています。洗練されたデザインと卓越した品質は、時を超えた永遠の魅力を世界中の愛好者に与えています。

エルメスのバッグが持つ普遍的な魅力と人気の理由

エルメスは、ブランドコンセプトである「移動・旅行のよろこび」と「職人技の伝承」が、バッグにも鮮やかに表れています。このこだわりにより、品質の高さが保たれており、エルメスのバッグは単なるアクセサリーを超え、変わらぬ輝きで多くの人々を魅了しています。

エルメスバッグの魅力:最高品質・ステータス・資産価値

エルメスのバッグの魅力として、最高品質のレザー・長い歴史・ステータス・資産価値などが挙げられます。そしてその魅力はさらに2点に集約することができます。

まず「トレンドに左右されない一生モノのバッグ」であること。次に、「エルメスのバッグがファッションに与える影響の大きさ」です。

つまり、デザインと品質の両面で一生使えるバッグだといえるでしょう。どんなファッションにも馴染み、バッグひとつで上品な印象を与えてくれるのです。

エルメスバッグが人気の理由:職人技と時代に左右されない輝き

エルメスのバッグは、なぜ絶えない人気を誇るのでしょうか。その理由は、時代に左右されない独自の輝きです。エルメスはファッションのトレンドに捕らわれず、性別や年齢を越えて多くの人々を魅きつけてきました

エルメスのバッグは、フランス国内の19か所のアトリエでのみ生産され、熟練の職人が一つひとつ手がけているからです。このこだわりが、エルメスのバッグを他と一線を画す存在にしています。エルメスのバッグは、時を超えた魅力と職人の誇りが交錯する、真に特別な存在といえるでしょう。

レディース向けエルメスバッグの全種類を徹底解説

エルメスが世界中の女性を魅了し続けるのは、その卓越した職人技と時代を超越するデザインにあります。ここでは、エルメスのレディースバッグの中から、特に人気の高いハンドバッグ、ショルダーバッグ、トートバッグ、そして実用的なリュック・エコバッグまで、多岐にわたる種類を徹底的に解説します。憧れのアイコンバッグから日常使いに最適なモデル、さらには希少な廃盤モデルまで、それぞれの魅力と特徴を深掘りしていきましょう。

レディースハンドバッグ|憧れのアイコンから日常使いまで

エルメスのハンドバッグは、単なるファッションアイテムではなく、ステータスと洗練されたライフスタイルを象徴する存在です。世界中のセレブリティが愛用するアイコンバッグから、日常に寄り添うカジュアルなモデルまで、その多様なラインナップをご紹介します。

バーキン:エルメスを象徴するアイコンバッグ

エルメスの名作「バーキン」は、1984年に当時のジャン・ルイ・デュマ社長が女優ジェーン・バーキンとの出会いをきっかけに誕生しました。20世紀初頭のバッグ「オータクロア」をベースに製作され、洗練されたデザインと優れた機能性を兼ね備えています。

サイズは25と30の比較的小さなサイズから、40と45の大きなサイズまで幅広く展開しており、異なる色や素材がバリエーションを豊かにし、男女を問わず広く愛用されています。しかし、熟練の職人不足により生産が追い付いていないため、その希少性が高まり価格高騰傾向が続いているのが現状です。

バーキンは、その圧倒的な存在感と資産価値の高さから、世界中のファッション愛好家にとって憧れの的となっています。

ケリー:優雅な台形フォルムの永遠の定番

エルメスの代名詞ともいえる「ケリー」は、1936年から発売されていた「サック・ドゥ・ダム・ア・クロア」というバッグが原型です。1955年にモナコ王妃グレース・ケリーがこのバッグで妊娠中の大きなお腹を隠した写真が話題となり、後に「ケリー」と改名されました。

ケリーはそのエレガントな台形フォルムが特徴で、外縫いと内縫いの違いが異なる印象を与えます。現在は小ぶりなサイズも増え、ミニケリーやミニミニケリーも展開されています。需要が供給を上回るため、ケリーもバーキン同様に価格が高騰しており、入手困難なエルメスの代表的なアイコンバッグの一つです。

ボリード:世界初のジッパーバッグの歴史的革新

「ボリード」は、20世紀の旅に最適なトラベルバッグとしてデザインされました。1923年にエルメスがジッパーの特許を得て世界で初めてバッグに採用したことで誕生した、歴史的にも革新的なモデルです。当初は「le sac pour l’auto(車用バッグ)」と名付けられましたが、後に「Bolide(隕石、スポーツカー)」に改名されました。

ボリードのジッパー機構はセキュリティにも優れており、丸みを帯びた上品なフォルムが特徴です。サイズは7種類あり、トラベルサイズから日常使いのハンドバッグまで広く愛用されています。素材も豊富で、ヴォー・エプソンやトリヨンクレマンスなどが人気です。

ピコタンロック:日常に寄り添う愛らしいフォルム

「ピコタンロック」は、2003年に登場した「ピコタン」に、2008年にカデナ(南京錠)を追加してロック機能を備えたエルメスのバッグです。馬の飼葉入れをイメージしたオープン型のフォルムに、愛らしい丸みを帯びたデザインが特徴です。

PM・MM・GM・TGMの4サイズで展開されており、日常使いに最適なカジュアルさとエルメスらしい上品さを兼ね備えています。トリヨンクレマンスやトリヨンモーリスといった、くったりとした柔らかな素材が使われることが多く、南京錠がアクセントとなり、ユニークで洗練された印象を与えます。

ピコタン:南京錠なしのシンプルな魅力

「ピコタン」は、2003年に登場したエルメス独自のアイデアから生まれたバッグで、馬の飼葉をイメージしたオープン型のシンプルなフォルムが特徴です。その後、2008年に南京錠付きの「ピコタンロック」も誕生しましたが、このピコタンは南京錠なしのシンプルなデザインが魅力です。

くったりとした柔らかな素材感はトリヨンクレマンスやトリヨンモーリスが使用されることが多く、そのシンプルながら洗練されたデザインと上質な素材の組み合わせが、多くの女性に愛されています。軽量で収納力も高く、日常に寄り添う使いやすさが人気の理由です。

イン・ザ・ループ:シェーヌ・ダンクルがモチーフの「第二のピコタン」

「イン・ザ・ループ」は、2022年秋冬のコレクションで登場した比較的新しいバッグです。エルメスの象徴的なモチーフであるシェーヌ・ダンクルの錨を連想させる鎖がデザインのアクセントになっています。ピコタンロックに似た愛らしいフォルムから「第二のピコタン」とも称され、注目を集めています。

洗練されたデザインはエレガントで、このシリーズではボディバッグ、財布、カードケースなど多彩なアイテムが展開されています。デザインへのこだわりと機能性の両方を備え、普段使いにもふさわしいエルメスの新しい人気モデルです。

ヴァンキャトルバッグ:24時間持ち運べるモダンなデザイン

エルメスの「ヴァンキャトルバッグ」は2018年に誕生しました。「24時間持ち運べるバッグ」というコンセプトから、通称「24/24(ヴァンキャトルヴァンキャトル)」と呼ばれています。29cmと35cmの2サイズがあり、どちらも大容量で、忙しい現代女性のために日常からビジネスまで幅広く活躍できるバッグです。

高品質な素材と機能性に優れ、店頭やエルメスの公式サイトで販売されても、瞬く間に売り切れるほど人気があります。しっかりとした荷物を収めつつ、エレガントなデザインが特徴で、忙しい現代人のライフスタイルにマッチするモダンなエルメスバッグです。

オータクロア:バーキンの原型となったエルメス初のバッグ

20世紀初頭に誕生した「オータクロア」は、エルメス初のバッグであり、後にエルメスの代表的なアイコンバッグ「バーキン」のベースとなりました。もともと馬具を収納するために作られたオータクロアは、機能的かつ収納力に優れ、エレガントで上品なデザインが特徴です。

普段使いから旅行まで、大小様々な7サイズが展開されています。オータクロアはエルメスの歴史と洗練されたスタイルを象徴し、現在でもその存在感と実用性によって多くのファッション愛好家に愛されています。エルメスのルーツを感じさせる貴重なバッグと言えるでしょう。

カバック:カジュアルに使える2WAYキャンバスバッグ

エルメスの「カバック」は、丈夫なキャンバス素材を使用した、普段使いに適したカジュアルな2WAYバッグです。ハンドルとショルダーが備わっており、用途に合わせて使い分けが可能。エルメスの中でも比較的リーズナブルな価格帯で知られています。

PM、GM、エランの3サイズが用意され、豊富なカラーバリエーションが楽しめます。洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、普段のお出かけはもちろん、シーンを選ばず活躍してくれます。カジュアルながらもエルメスらしい上品さを求める方におすすめです。

カバナ:クロアとセリエボタンが魅力のレザーバッグ

エルメスの「カバナ」は、スタイリッシュで機能的なレザーバッグです。シンプルながらも、エルメスの象徴であるクロアとセリエボタンが魅力的なアクセントとなっています。2つの取り外し可能なポケットやフック付きストラップが実用性を提供します。

代表的な素材には、トゴ、ヴォー・エプソン、トリヨンクレマンス、ヴァッシュなどがあり、エルメスの上質な革を存分に堪能できる一品です。高いデザイン性と個性的な魅力を持つカバナは、洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、エルメスの伝統的なクラフトマンシップを感じさせてくれます。

カバリコル:特徴的なレザーストラップの2WAYバッグ

エルメスの「カバリコル」は、特徴的なレザーストラップが魅力の2WAYバッグです。コットンキャンバス素材を使い、スタイリッシュかつ上品な仕上がりになっています。ヘリンボーン柄の軽くて耐久性に優れたトワルシェブロンが主な素材として用いられています。

カラーバリエーションによって印象が異なり、ダークグリーン×ブラウン、ナチュラル×ゴールド、ブルーサンブレ×ナチュラルなどが人気です。カジュアルさと洗練されたデザインが融合し、様々なシーンにマッチするエレガントなバッグとして、幅広い層に支持されています。

カンヌ:丸く可愛らしいフォルムと豊富なカラー

丸くやわらかな筒状のフォルムが特徴の「カンヌ」は、その可愛らしいデザインで特に若い女性に人気があります。豊富なカラーバリエーションが魅力で、鮮やかな色やストライプ柄が楽しめます。

サイズはPM、MM、GMの3つで、内側のホックを外すと大きく口が開き、見た目以上の収納力があります。また、付属している同じカラーのポーチが、人気のアクセサリーとなっています。カジュアルながらもエルメスらしい遊び心を感じさせるハンドバッグです。

ソー・エルメス:乗馬モチーフが遊び心ある半円形バッグ

「ソー・エルメス」は、半円形に近いフォルムのバッグで、2019年秋冬に登場しました。上部には乗馬の障害物競走をイメージした、カラフルなバーがあしらわれています。金具だけで開口部を留めることもでき、使い勝手が良いデザインです。

洗練された半円形のフォルムと遊び心あるディテールが調和し、エレガントで個性的なスタイルを演出するソー・エルメスは、エルメスのバッグコレクションの中でも注目を集めています。エルメスのルーツである乗馬の世界をモダンに表現したバッグと言えるでしょう。

ツールボックス:道具箱がテーマの大容量2WAYバッグ

「ツールボックス」は、その名の通り道具箱がテーマのバッグです。大容量が魅力で、ハンドバッグとショルダーバッグの2WAY仕様。サイズは2種類あり、コンパクトな20はフォーマルな場にも適しています。26はミディアムサイズの大きさなので、デイリーユースで便利に活躍してくれるでしょう。

素材やカラーバリエーションも豊富で、特にヴォー・スイフトと呼ばれる上品な印象のレザーが人気です。洗練されたデザインと実用性が調和し、様々なシーンで活躍するエレガントなアイテムとして愛されています。収納力とデザイン性を両立させたエルメスらしい逸品です。

ドラッグ:H金具が特徴のエレガントなハンドバッグ

「ドラッグ」は、エルメスの象徴である「H」の金具が特徴的なエレガントなハンドバッグです。長めのハンドルで肩からかけることも可能で、内部にはファスナーバッグが備わっています。バージョン1とバージョン2があり、金具下のベルトのデザインが異なります。

さまざまな素材で展開され、素材によって異なる印象が楽しめます。女優の武井咲さんがドラマ『黒革の手帳』で使用したことでも知られ、その洗練されたデザインと使い勝手の良さが魅力です。クラシカルでありながらモダンな印象を与えるエルメスの定番ハンドバッグの一つです。

プリプラ:ハンド・クラッチ・ポーチの3WAYバッグ

「プリプラ」は優れたアレンジ性を誇るバッグで、ハンド・クラッチ・ポーチの3WAY使いが可能です。荷物の量やシーンに合わせて柔軟にスタイルを変えられます。上質な雄仔牛レザーであるヴォー・スイフトやエバーカラーなどが採用されているので、細かな傷や汚れが目立ちにくい仕様です。

豊富なカラーバリエーションが揃い、コーディネートのアクセントとしても素敵に映えます。スタイリッシュなデザインと機能性が調和し、上品な装いを演出するプリプラは、洗練された女性にぴったりのアイテムです。多様なシーンに対応する汎用性の高さが魅力です。

プリュム:羽のように軽量でシンプルな定番バッグ

フランス語で「羽」を意味する「プリュム」は、その名の通り羽のように軽量でシンプルなフォルムが魅力のバッグです。1967年に誕生し、そのスッキリとした飽きのこないデザインと、高品質な作りが多くの人に愛されています。

熟練の職人により一つ一つ手作りされ、軽量でありながら高い収納力が魅力です。4つの異なるサイズが展開され、横長のエランタイプや多機能なドッグタイプも揃っています。流行に左右されない普遍的な美しさを持つ、エルメスの定番バッグです。

ホワイトバス:通称「フラップなしバーキン」の上品なデザイン

「ホワイトバス」は、シンプルで上品なデザインが際立つバッグです。そのデザインから通称「フラップなしバーキン」として親しまれ、エルメス愛好者に高い支持を受けています。エルメスらしさを主張しすぎず、よりノーブルで引き締まった印象があります。

TPMからGMまでサイズ展開があり、A4サイズも楽々収納可能です。そのため普段使いからビジネスまで幅広い場面で活躍します。エルメスの品質と洗練されたデザインが調和した、使い勝手の良い逸品です。ビジネスシーンにも最適な上品なハンドバッグとして人気です。

マーケット:普遍的なデザインと機能性の2WAYバッグ

「マーケット」は、普遍的なデザインと優れた機能性が共存する、エルメスの2WAYハンドバッグです。コンパクトながら長財布も収納可能な高い収納力のPMと、デイリーに活躍するGMの2サイズで展開しています。どちらも巾着型で使い勝手が良く、シンプルながら上質な印象です。

さらに、シルク素材のスカーフなどをアレンジに取り入れれば、簡単にオリジナルで華やかなスタイルに仕上げることができ、その自由度も人気の秘訣です。カジュアルからエレガントまで幅広いスタイルにマッチする、汎用性の高いエルメスバッグです。

マサイ:上品な縦長シルエットの2WAYバッグ

「マサイ」は、上品なデザインと縦長なシルエットが特徴のバッグです。柔らかな子牛の革エヴァーグレインを使用し、身体に沿うような設計が特徴です。2つの異なるストラップを付け替えることで、シーンに合わせたスタイリングが楽しめます。

また、縦が短くなった「マサイカット」は、少ない荷物を持ち歩く方に適しています。エレガントな外観と実用性を兼ね備え、多彩なスタイリングに対応する優れたアイテムです。身体にフィットするデザインが特徴で、アクティブなシーンでも活躍します。

レディースショルダーバッグ|機能性とデザインを両立

エルメスのショルダーバッグは、機能性とデザイン性を高次元で両立させています。日常使いはもちろん、ビジネスやフォーマルなシーンでも活躍する、上質なレザーと独自のディテールが光るモデルが揃っています。

リンディ:独創的なデザインと実用性を兼ね備えた人気モデル

2007年にデビューした「リンディ」は、フレデリック・ヴィダル氏の徹底的なリサーチに基づき製作されました。アメリカのストリートダンス「リンディホップ」に敬意を表し、ボックス型でありながら、そのシルエットはくたっとしてスポーティな印象を与えます。

使いやすさに焦点を当て、荷物が少ない時はコンパクトに、多い時は肩掛けで持ち歩ける工夫があります。横幅26cmの小さいサイズから、34cmの大きなサイズまで展開され、カジュアルからビジネスまで幅広い使い道が考慮されています。独創的なデザインと高い実用性が融合した、エルメスの人気ショルダーバッグです。

コンスタンス:H金具が輝くアイコニックなショルダーバッグ

エルメスのアイコニックなバッグである「コンスタンス」は、ジャン・ルイ・デュマ氏がデザイナーのカトリーヌ・シャイエ氏に依頼し、1969年に誕生しました。デザインはシティガール向けで、エルメスの頭文字であるH型の留め具がスポーティでありながらも構築美を感じさせます。

開けやすいフラップが機能的で、肩掛けしやすいサイズ感が特徴。小ぶりなサイズも展開されています。デザイナーの娘の名前から「コンスタンス」と名付けられ、時を経てもなお愛されるバッグです。フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍する、エルメスの象徴的なショルダーバッグです。

アリーヌ:ナチュラルで可愛らしいカジュアルショルダー

「アリーヌ」はエルメスの中でも、ナチュラルで可愛らしいカジュアルなショルダーバッグです。コットン100%のマチなしバッグに、シンプルながらもエレガントなデザインが特徴です。

前面にプリントされた「Hermes Sellier Paris(エルメス・セリエ・パリ)」が、アクセントとなっています。高級ブランドならではの上品さを保ちつつ、カジュアルで使いやすいアリーヌは、エルメスの新たな魅力を感じさせるアイテムです。軽快なお出かけにぴったりの、エルメスらしい洗練されたカジュアルバッグです。

アルザン:馬具のあぶみモチーフの多機能5WAYバッグ

馬具のあぶみを彷彿とさせるエレガントなデザインの「アルザン」は、多機能かつ多彩なスタイルが魅力のバッグです。ハンド、ショルダー、クラッチと3つの形態に変幻自在で、ショルダーストラップの調整で5通りのスタイルが楽しめます。

人気のエトゥープやブルーサフィールなどの上品なカラーバリエーションが用意され、10cmのマチ幅はタブレットやパソコンなども収納可能。通勤から特別なシーンまで、様々な用途に対応します。エルメスの馬具のルーツを感じさせるデザインと、現代的な機能性を兼ね備えた人気モデルです。

イニシャル:ビジネスにも対応するシンプルなワンショルダー(廃盤)

洗練されたシンプルデザインの「イニシャル」は、実用性も抜群のワンショルダーバッグです。ビジネスにも対応するA4サイズと、お弁当箱まで収納できるマチが、ビジネス使いでは特に重宝するでしょう。

ブラックとタバックキャメルの2色展開で、素材は雄成牛のレザーです。現在は生産終了で入手が難しく、希少性が高まる逸品でしょう。デイリーユースから特別な場面まで、幅広いシーンで活躍する、廃盤ながらも根強い人気を持つエルメスのショルダーバッグです。

ヴェスパ:錨モチーフが特徴の大人カジュアルショルダー

エルメスの「ヴェスパ」は、ナチュラルで上品な女性向けショルダーバッグです。3つのサイズとポーチが展開され、開口部の錨モチーフが特徴的です。映画「ローマの休日」に登場するスクーターバイクのヴェスパが名前の由来とされています。

多彩なカラーバリエーションがあり、ラフに使えて個性的なスタイルも演出できるので、思わずコレクションに加えたくなる、そんな大人カジュアルなバッグです。日常使いに最適な軽やかさと、エルメスらしい洗練されたデザインが魅力です。

ヴェルー:馬房の貫木をモチーフにした由緒正しいバッグ

1938年に誕生した「ヴェルー」は、4代目社長のロベール・デュマ氏によって作られた由緒正しいバッグです。馬房の貫木(かんのき)をモチーフにしたクラスプは、金具が上品な印象を醸し出します。

シンプルなデザインでありながら、どんなスタイルにもマッチする優雅なバッグです。さまざまなストラップのバリエーションがあり、チェーンやレザー、また太めの模様がついたタイプも選択可能です。エルメスの歴史と伝統を感じさせる、クラシカルでエレガントなショルダーバッグです。

エヴリン:Hパンチングが魅力のカジュアルライン

1978年にデビューした「エヴリン」は、リニューアルを重ねて進化を続けています。特徴的なHのパンチングが目を引き、軽量かつ丈夫で収納力も備えています。5つのサイズ展開で、大型のものは男性にも人気です。

新色が毎年登場し、多くのファンに支持されていますが、その人気故に入手が難しい状況です。使い勝手の良い開口部と予想以上の収納力が魅力で、エヴリンはエルメスを象徴するショルダーバッグのひとつです。カジュアルながらも上品さを失わない、エルメスの人気ラインです。

オニメトゥ:ミニマルなデザインの小型ショルダー(廃盤)

エルメスの「オニメトゥ」は16cm×19cmの小型でシンプルなショルダーバッグです。ユニセックスなデザインで、素材はレザーのみ。金具は使用されていません。鍵やスマホなど必要最小限のアイテムをコンパクトに収納できます。

現在は廃盤で新品は入手が難しいバッグですが、中古品は幅広く市場に出回っています。使い勝手のよさとミニマムなサイズが、カジュアルで軽快なお出かけに最適です。ミニマルなデザインを好む方におすすめの、希少なエルメスバッグです。

カバ:2本のベルトが目を引く正統派ショルダー

エルメスの「カバ」は、特徴的な2本のベルトが目を引くショルダーバッグです。フォルムは正統派のデザインで、エルメスらしいエレガントさがあります。スタイリッシュながらも実用性は抜群です。

サイズは2種類で、日本の女性に愛される35cmと、ビジネスやマザーズバッグとして適した40cmがあります。素材はレザーだけでなく、エルメスのトワルアッシュと呼ばれる代表的なキャンバス素材も用意されています。シンプルながらも存在感のある、エルメスの正統派ショルダーバッグです。

キャバリエ:コットンキャンバス素材のワンショルダー(廃盤)

エルメスの「キャバリエ」はコットンキャンバス素材のワンショルダーバッグです。背中に回してボディバッグとしても利用可能です。「HERMES SELLIER PARIS」のロゴが入り、男女問わず使えるカジュアルなデザインが魅力でした。

残念ながら現在は廃盤となり、リユース市場では希少なバッグとして評価されています。多目的な使い方と独自のデザインで一時期人気を博していたので、現在ではコレクターズアイテムとなっています。カジュアルでスポーティな印象の、廃盤ながらも人気の高いエルメスバッグです。

グッドニュース:Hステッチが特徴のカジュアルエレガントなショルダー

頭文字「H」のステッチが特徴の「グッドニュース」。斜め掛けも可能で、ファスナーが付いているため荷物を確実に守ります。カジュアルでありながらエレガントなデザインで、男女問わず使えます。

お出かけに適したPMと通勤に便利なGMの2つのサイズが揃っています。素材には雄仔牛のトゴや雄成牛のトリヨンクレマンスが用いられ、上品な質感が魅力です。デイリーに使いやすく、高い実用性を兼ね備えたショルダーバッグです。エルメスらしい上

メンズ向けエルメスバッグの全種類を徹底解説

エルメスのメンズバッグは、上質な素材と熟練の職人技が融合した、洗練されたデザインが魅力です。ビジネスシーンからカジュアルな日常使い、旅行まで、あらゆるライフスタイルに寄り添う多様なラインナップが揃っています。ここでは、男性の品格を高めるエルメスのバッグコレクションを、ハンドバッグ、ビジネスバッグ・リュック、ショルダーバッグ・トートバッグのカテゴリーに分けて詳しくご紹介します。

メンズハンドバッグ|ビジネスシーンにも映える逸品

エルメスのメンズハンドバッグは、その一つ一つが持つ人の個性を際立たせ、ビジネスシーンにおいても確かな品格を演出します。上質なレザーの質感と、無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインは、流行に左右されない普遍的な魅力を放ち、長く愛用できる逸品として男性たちから支持されています。

アカプルコ:軽量で耐久性に優れたデイリーユース向け(廃盤)

「アカプルコ」は、廃盤となった今でも根強い人気を誇るエルメスのカジュアルバッグです。主にキャンバス地を素材とし、レザーのトリミングが施されたデザインが特徴でした。軽量でありながらも高い耐久性を持ち合わせていたため、日常使いに最適なバッグとして多くの男性に愛用されました。

基本カラーはブラック、ブラウン、オレンジの3色が展開され、ワントーンで統一されたカラーバリエーションは、シンプルながらもエルメスらしい上品さと洗練された印象を与えていました。トートバッグ、ブリーフケース、ショルダーバッグなど、複数のスタイルで展開されており、廃盤となった現在では、リユース市場でその希少価値が高まっています。

エールバッグ:付け替え可能なユニークなデザイン

1988年にデビューした「エールバッグ」は、ボディ部分を付け替えることができる、エルメスの中でも特にユニークなデザインが特徴のバッグです。一つのフレームに対し、異なる素材や色のボディを組み合わせることで、ユーザー自身が気分やシーンに合わせてバッグの表情を変えることが可能でした。この革新的なコンセプトは、当時のファッション業界に大きなインパクトを与えました。

素材にはエルメス独自のトワルアッシュキャンバスと上質なレザーが組み合わされ、カジュアルでありながらも高級感漂うデザインが魅力です。スタンダードモデルのほか、カバス(トート型)やアド(リュック型)など、様々なバリエーションがありました。一度は廃盤となりましたが、後に「エールバッグ ジップ」としてファスナー付きのデザインで復活し、その人気を再確認させました。自由なスタイリングとエレガントな仕上がりが特徴の、エルメスのアイコニックなバッグの一つです。

メンズビジネスバッグ・リュック|機能美と品格を追求

エルメスのメンズビジネスバッグやリュックは、機能性とデザイン性を高次元で両立しています。上質なレザーが放つ重厚な輝きと、細部にまでこだわり抜かれた職人技が、ビジネスシーンにおける男性の品格を格上げします。重要な書類やデジタルデバイスをスマートに収納できる実用性も兼ね備え、多忙な現代のビジネスマンにとって理想的なパートナーとなるでしょう。

サック ア デペッシュ:エリートに愛される優雅な書類ケース

1928年にデビューした「サック ア デペッシュ」は、エルメスのメンズビジネスバッグの象徴ともいえる、優雅な書類ケースです。「デペッシュ(公文書)」を冠する通り、公式文書などをスマートに収納し、持ち運ぶために製作されました。その洗練されたデザインと卓越した品質は、長年にわたり世界中のエリート層に愛されてきました。

特に、高級なヴォー・トーゴ革製のものや、ヴォー・エプソンなどの型崩れしにくい素材が用いられ、堅牢さと美しさを兼ね備えています。J・F・ケネディをはじめとする一流の紳士たちに愛用されたことから、「エリートのカバン」とも称されています。サイズやポケット数はカスタマイズが可能で、オーダーメイドによって自分だけの特別なビジネスバッグを手に入れることもできる、まさに最高峰の逸品です。

シティバック27:ビジネスからカジュアルまで対応するリュック

「シティバック27」は、現代のライフスタイルにマッチするエルメスのメンズ向けリュックサックです。その名の通り、都市での使用を想定したデザインと機能性を持ち合わせています。開口部を大きく開けることができるため、A4サイズの書類やノートパソコンもスムーズに収納でき、ビジネスシーンでの実用性は抜群です。

人間工学に基づいたショルダーストラップは、長時間の使用でも快適さを保ちます。上質なレザーと重厚な金具が高級感を醸し出し、洗練されたデザインはビジネススタイルからカジュアルな装いまで幅広くマッチします。使い勝手とスタイルの良さを兼ね備え、多忙なビジネスマンからファッション感度の高い男性まで、多くの支持を得ているエレガントなリュックサックです。

メンズショルダーバッグ・トートバッグ|多様なスタイルに対応

エルメスのメンズショルダーバッグやトートバッグは、シンプルでありながらも機能的でエレガントなデザインが特徴です。ユニークな素材使いや豊富なカラーバリエーションが揃い、上質な仕上げはエルメスらしい卓越したクオリティを物語ります。デイリーユースから旅行まで、多様なスタイルとシーンに対応し、男性の装いを格上げするアイテムとして人気を集めています。

チベット:A4サイズ対応の洗練されたショルダーバッグ

「チベット」は、A4サイズの書類が無理なく収納できる、ビジネスシーンにも対応する洗練されたショルダーバッグです。長さ調節可能なショルダーストラップが付属しており、斜めがけにすることで両手が自由に使えるため、移動の多いビジネスマンやアクティブな男性に最適です。

バッグの周囲を縦と横に一周する特徴的なベルトデザインが印象的で、シンプルながらも個性を主張します。縦長と横長の2タイプが展開されており、どちらも十分なマチがあるため収納力は抜群。内部にはファスナーポケットも配されており、小物の整理にも便利です。素材は上質な牛革のトリヨンクレマンスが主に採用され、ブラックやブラウンなどの落ち着いたカラーバリエーションが揃っています。機能性とデザイン性を兼ね備えた、エルメスらしい上品なショルダーバッグです。

フールトゥ:カジュアルラインの礎を築いた定番トート(廃盤)

「フールトゥ」は、エルメスが1998年に初めて展開したカジュアルラインの礎を築いたトートバッグです。コットンキャンバス製でシンプルなデザインと、比較的手頃な価格帯であったため、それまでのエルメスのイメージを覆し、幅広い層から高い評価を得ました。この成功を基に、後に「エールライントートバッグ」も登場し、エルメスのカジュアルバッグの地位を確立しました。

現在は生産終了(廃盤)となっていますが、その人気は衰えることなく、リユース市場では依然として高い需要があります。特にA4サイズの書類や大きな荷物も収納可能なMMサイズは、ビジネスやプライベートでの幅広い用途に適しており、デイリーユースの定番として愛用されました。カジュアルでありながらもエルメスの品格を感じさせるデザインと、使い勝手の良さが魅力のアイテムです。

あなたにぴったりのエルメスバッグを見つけるための選び方

エルメスのバッグは、その種類や素材、デザインが多岐にわたるため、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。しかし、ご自身のライフスタイルや使用シーン、好みに合わせて選ぶことで、唯一無二の「一生もの」となるバッグに出会うことができます。ここでは、エルメスバッグを選ぶ際の具体的なポイントを詳しく解説します。

シーン別で選ぶ:普段使い・ビジネス・フォーマル

バッグを選ぶ上で最も重要なのは、どのような場面で使いたいかという「シーン」を明確にすることです。それぞれのシーンに最適なエルメスバッグをご紹介します。

普段使い(デイリーユース)

日常的に気軽に持ち歩きたい場合は、機能性や軽さ、そしてカジュアルなスタイルに馴染むデザインが重要です。収納力がありながらも、取り回しのしやすいモデルが人気です。

  • ピコタンロック:愛らしいフォルムと、必要なものがしっかり収まる収納力で、普段使いに最適です。開口部が大きく開くため、荷物の出し入れもスムーズです。
  • ガーデンパーティー:キャンバス素材のモデルは特にカジュアルな装いにマッチし、軽くて丈夫なためデイリーユースにぴったりです。豊富なサイズ展開も魅力です。
  • エヴリン:Hパンチングが特徴的なカジュアルラインのショルダーバッグ。軽量で収納力も高く、両手が空くためアクティブなシーンでも活躍します。
  • リンディ:独創的なデザインながらも、収納力と実用性を兼ね備えています。カジュアルから少しきれいめなスタイルまで幅広く対応します。
  • アリーヌ:コットンキャンバス素材のシンプルなショルダーバッグは、ナチュラルで可愛らしい印象。ちょっとしたお出かけに最適です。

傷が目立ちにくい素材や、天候を気にせず使えるキャンバス素材を選ぶのも、普段使いのバッグとして長く愛用する秘訣です。

ビジネスシーン

ビジネスシーンでエルメスのバッグを持つことは、品格と信頼感を演出します。A4サイズの書類やノートパソコンが収納できる機能性、そしてエレガントで洗練されたデザインが求められます。

  • サック ア デペッシュ:エリートに愛される書類ケースとして知られ、その品格はビジネスシーンに最適です。堅牢な作りと美しいフォルムが特徴です。
  • ヴィクトリア:収納力に優れたボストン型のバッグで、レザー製ながら軽量なため、ビジネス出張などにも対応します。
  • ガーデンパーティー(レザー):キャンバス素材だけでなく、オールレザーのモデルはビジネスシーンにも馴染みます。上品な印象を与えつつ、収納力も抜群です。
  • ボリード::世界初のジッパーバッグとしてセキュリティ面も優れており、エレガントなデザインはビジネスシーンでも活躍します。
  • シティバック27:メンズ向けのリュックですが、上質なレザーと洗練されたデザインはビジネスシーンにも対応し、A4ファイルやPCも収納可能です。

型崩れしにくい素材(ヴォー・エプソンなど)や、落ち着いたカラー(ブラック、エトゥープ、ネイビーなど)を選ぶことで、よりビジネスシーンにふさわしい印象を与えられます。

フォーマルシーン

結婚式やパーティー、特別な会食など、フォーマルな場では、よりエレガントでコンパクトなバッグが適しています。装いを格上げするような、洗練されたデザインが求められます。

  • ケリー:優雅な台形フォルムは、フォーマルシーンのアイコン的存在です。特にミニケリーや小ぶりなサイズは、アクセサリー感覚で持つことができます。
  • コンスタンス:H金具が輝くアイコニックなショルダーバッグは、コンパクトながらも存在感があり、パーティーシーンで華やかさを添えます。
  • ドラッグ:H金具が特徴のエレガントなハンドバッグで、クラシカルなデザインは格式高い場にふさわしいでしょう。
  • ツールボックス20:コンパクトなサイズはフォーマルな場にも適しており、上品なレザー素材が装いを引き立てます。
  • プリプラ:ハンド、クラッチ、ポーチの3WAYで使えるため、フォーマルなパーティーではクラッチバッグとして活躍します。

光沢のあるボックスカーフやエキゾチックレザー(クロコダイルなど)は、フォーマルな装いを一層引き立てるでしょう。

デザインと素材で選ぶ:クラシックからカジュアルまで

エルメスのバッグは、デザインのバリエーションだけでなく、使用されている素材も非常に豊富です。デザインと素材の組み合わせによって、バッグの印象は大きく変わります。

デザインで選ぶ

エルメスには、時代を超えて愛されるクラシックなデザインから、現代的なライフスタイルに寄り添うカジュアルなデザイン、さらには個性的な魅力を持つデザインまで様々です。

  • クラシック&エレガント:
    • バーキン、ケリー:エルメスを象徴するアイコンバッグであり、究極のエレガンスを体現します。
    • コンスタンス、ボリード:洗練されたフォルムと機能美が融合した、品格あるデザインです。
    • ドラッグ、サック ア デペッシュ:伝統的な美しさと、格式高い雰囲気を求める方に最適です。
  • カジュアル&デイリー:
    • ピコタンロック、ガーデンパーティー:日常に溶け込む親しみやすいデザインで、幅広いスタイルに合わせやすいです。
    • エヴリン、リンディ:機能性を重視しつつ、エルメスらしい上質さを保ったカジュアルラインです。
    • アリーヌ、フールトゥ(廃盤):よりリラックスした装いに合う、軽やかなデザインが特徴です。
  • ユニーク&個性派:
    • イン・ザ・ループ:シェーヌ・ダンクルがモチーフの遊び心あるデザインで、新しいエルメスを楽しみたい方に。
    • アルザン:馬具のあぶみモチーフや5WAYの多機能性が、他にはない個性を放ちます。
    • ファーミング:ミルクポットモチーフというユニークな発想が、ファッションにアクセントを加えます。

素材で選ぶ

エルメスのバッグは、最高品質のレザーをはじめ、様々な素材が用いられています。素材によって、見た目の印象、手触り、耐久性、経年変化などが大きく異なります。

素材の種類 特徴 代表的なバッグ
トゴ (Togo) 最も人気の高い雄仔牛革。柔らかく、細かな班(シボ)があり、傷が目立ちにくいのが特徴です。使うほどに馴染みます。 バーキン、ケリー、ピコタンロックなど
トリヨンクレマンス (Taurillon Clemence) トゴと同様に人気の雄仔牛革。トゴよりもしっとりとした質感で、大きめの班が特徴。非常に柔らかく、くったりとした風合いが出ます。 ピコタンロック、リンディ、ガーデンパーティーなど
ヴォー・エプソン (Veau Epsom) 雄仔牛革に型押しを施した素材。型崩れしにくく、軽量で、傷や水濡れに強いのが特徴です。発色が良く、かっちりとした印象を与えます。 ケリー、コンスタンス、ボリードなど
ボックスカーフ (Box Calf) 光沢のある滑らかな雄仔牛革。フォーマルな印象を与え、使い込むほどに美しい艶が増します。傷がつきやすいですが、その傷も味となります。 ケリー、コンスタンス、サック ア デペッシュなど
スイフト (Swift) きめ細かく、しっとりとした手触りの雄仔牛革。発色が非常に良く、鮮やかなカラーが魅力です。比較的傷がつきやすいですが、修復も可能です。 バーキン、ケリー、プリプラなど
クロコダイル (Crocodile) エルメスの最高級素材の一つ。アリゲーター、ニロティカス、ポロサスなど種類があり、それぞれ斑の模様や質感に特徴があります。圧倒的な存在感と資産価値を誇ります。 バーキン、ケリー、コンスタンスなど
オーストリッチ (Ostrich) ダチョウの革。特徴的な丸い突起(クイルマーク)が魅力です。軽量で耐久性があり、傷が目立ちにくい特徴があります。 バーキン、ケリー、コンスタンスなど
リザード (Lizard) トカゲの革。細かく均一な斑模様と、独特の光沢が特徴です。繊細な素材のため、取り扱いには注意が必要です。 ケリー、コンスタンス、小物類など
トワルアッシュ (Toile H) エルメスを代表するコットンキャンバス素材。耐久性があり、軽量でカジュアルな印象を与えます。 ガーデンパーティー、エールバッグ、フールトゥ(廃盤)など
トワルシェブロン (Toile Chevron) ヘリンボーン柄のコットンキャンバス素材。軽くて耐久性に優れ、上品なカジュアルさを演出します。 カバリコル、エールバッグなど
シルク (Silk) エコバッグ「シルキーポップ」に使用される素材。非常に軽量でコンパクトに収納できますが、水濡れや重い荷物には注意が必要です。 シルキーポップ

素材を選ぶ際は、傷のつきやすさ、重さ、手触り、そして経年変化を考慮することが大切です。特にレザー素材は、使い込むほどに風合いが変化し、持ち主だけの「味」が生まれるのも魅力の一つです。

人気モデル・廃盤モデルの入手方法と注意点

エルメスのバッグは、その希少性から入手が難しいモデルも少なくありません。特にバーキンやケリーといった人気モデル、そして現在は生産されていない廃盤モデルの入手方法と、購入時の注意点について解説します。

人気モデル(バーキン、ケリー、コンスタンス、ピコタンロックなど)の入手方法

エルメスの人気モデルは、需要が供給を大幅に上回るため、正規店で「フリー」として出会うことは非常に困難です。

  • 正規店での購入:

    正規店で人気モデルを入手するには、「実績」と「担当者との関係構築」が重要とされています。プレタポルテ(洋服)やジュエリー、食器などのバッグ以外の製品を継続的に購入することで、顧客としての信頼関係を築き、希望のバッグを提案してもらえる可能性が高まります。しかし、購入を保証するものではなく、あくまで「出会い」が基本となることを理解しておく必要があります。エルメスには予約制度は存在しません。

  • 二次流通市場での購入:

    確実に希望のモデル、素材、色、サイズを手に入れたい場合は、ブランド品の二次流通市場(中古販売店、買取販売店、オンラインストアなど)を利用するのが一般的です。正規店では手に入らない希少なモデルや、過去の限定品なども見つけることができます。ただし、正規店よりも高価になる場合が多く、信頼できる店舗を選ぶことが極めて重要です。

廃盤モデル(フールトゥ、アカプルコなど)の入手方法

すでに生産が終了している廃盤モデルは、正規店では購入できません。入手方法は二次流通市場に限られます。

  • 二次流通市場での購入:

    廃盤モデルは、中古市場でのみ手に入れることができます。過去の人気モデルが意外な価格で見つかることもあれば、希少性からプレミア価格がついていることもあります。フールトゥやアカプルコなど、カジュアルラインの廃盤モデルは、エルメス初心者にも手が出しやすい価格帯で見つかることがあります。

購入時の注意点

エルメスのバッグは高額な買い物となるため、購入時にはいくつかの注意点があります。特に二次流通市場を利用する際は、以下の点に留意しましょう。

  • 真贋鑑定の確認:

    残念ながら、エルメスのバッグには偽物も存在します。二次流通市場で購入する際は、信頼できるプロの鑑定士が在籍している店舗を選び、購入するバッグが本物であることの保証があるかを確認しましょう。大手のリユースショップや、実績のある専門店を選ぶのが賢明です。

  • 付属品の確認:

    バッグ本体だけでなく、箱、保存袋、カデナ(南京錠)、クロシェット(鍵カバー)、鍵、レインカバー、購入証明書などの付属品が揃っているかを確認しましょう。特にカデナや鍵は、モデルによっては重要な付属品です。

  • バッグの状態確認:

    中古品の場合、傷、汚れ、型崩れ、金具の劣化、角スレ、内側の状態などを細かく確認することが重要です。オンラインで購入する場合は、多角的な写真や動画、詳細な説明を参考にし、不明点があれば必ず問い合わせましょう。

  • メンテナンス・修理について:

    エルメスのバッグは、正規店で修理やメンテナンスを受けることができます。しかし、中古品や二次流通品の場合、購入経路によっては正規店での修理が受けられないケースや、購入証明書が必要となる場合があります。事前に確認しておくと安心です。

エルメスのバッグは、適切なケアとメンテナンスを行うことで、世代を超えて長く愛用できる価値ある逸品となります。後悔のない選択をするために、じっくりと検討してください。

まとめ

本記事では、エルメスが誇る多種多様なバッグの全貌を、レディースからメンズ、定番から廃盤モデルまで網羅的にご紹介しました。バーキンやケリーといったアイコンバッグから、日常使いに最適なピコタンロック、ビジネスシーンに映えるサック ア デペッシュまで、それぞれの魅力と機能性を解説。エルメスバッグは、最高品質の素材と卓越した職人技が融合した芸術品であり、単なるファッションアイテムを超えた普遍的な価値と資産性を持ち合わせています。この記事を参考に、ご自身のライフスタイルや求めるシーンにぴったりの、唯一無二のエルメスバッグを見つけてください。時代を超えて愛されるエルメスの輝きを、あなたの日常に取り入れてみませんか。

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