セリーヌという人気ブランドは、おしゃれアイテムの定番として知られています。しかし、購入時に本物か偽物か不安に感じることもあるかもしれません。そこで、ご自身で見分けるためのポイントをいくつか紹介します。
偽物のセリーヌはここをみて見分ける！
セリーヌという人気ブランドは、現在はリサイクルショップやオンラインなどで手軽に入手することができます。しかし、その人気ゆえに偽物も多く出回っており、見分けるのが難しい場合もあります。偽物の品質も上手く工夫されており、素人目には本物との区別がつきにくいものも多く存在します。
ですので、騙されないためには本物と偽物を見分けるポイントをしっかりと確認していきましょう。
1.深みのあるゴールドの刻印
本物のセリーヌ商品では、文字の下に「PARIS」と印字されており、「CÉLINE」という文字の色や形に特に注目してください。
偽物の商品では、文字の色が過剰にゴールド色であったり、ぼやけていることが多いです。このような商品には注意が必要です。本物の場合、ゴールドの色合いにわずかにブラウンが混ざっており、比較することで見分けがよくわかります。ただし、十分に注意しないと見過ごしてしまうこともあります。また、文字の形に関しては、本物の「CÉLINE」の「É」のアクセントがなく、単なる「E」になっている場合があります。
さらに、ロゴの文字の太さも偽物では本物よりも細くなる傾向があります。バッグの内側に刻まれたロゴも浅くて透明感がない場合がありますので、注意深く確認する必要があります。
2.本物にはない不自然な縫製
縫い目のサイズや数、形状、底部やポケット、内側などの目立たない箇所も詳細にチェックしましょう。正規品では不自然な縫い目は存在しません。また、異様にシワが寄っていたりする場合は、偽物の可能性が高いため、注意が必要です。
さらに、セリーヌのラゲージには×字の縫い止めがありますが、左右・上下・斜めの全てが対称になっています。偽物では縫い方や縫い止めの形状が異なることが多いです。この部分の縫製が歪みがなく、正規品であることを確認しましょう。
また、持ち手の付け根部分の縫製に注目してください。正規品では縫製の幅に余裕がありますが、偽物では幅が極端に狭くなることが多く、これが最も明確な偽物の見分けポイントとなります。注意深く確認しましょう。
3.偽物のプルには刻印がある！？
セリーヌの商品では、ファスナーにはブランドロゴの刻印はありません。基本的には無地のファスナーが使用されますが、本物の場合でも、ファスナーのサイズを示す番号が刻印されていることがありますので、確認してみてください。
また、正規品の革製ファスナープルはフラットで、薄く平らに仕上げられています。一方、偽物のファスナープルは膨らんでいることが多いため、一目で偽物と判断することができます。
さらに、ファスナープルにメーカーの刻印がないものは正規品ですが、偽物には刻印がある場合もあります。ファスナー部分は、偽物と本物を判断するための要素が存在するため、最初にチェックすることをおすすめします。
4.本物は合成皮革でなく天然皮革
レザーの素材も、本物と偽物を見分ける上で重要な要素です。本物の製品は天然皮革であり、表面には微小な毛穴が存在します。一方、偽物は主に合成皮革が使用されているため、毛穴が見られません。
本物かどうかをレザーで判断する場合、表面をルーペなどで注意深く確認することが重要です。毛穴は非常に小さく、ルーペを使用して拡大して目視で確認する必要があります。目が良い方でも、小さな毛穴を見落とす可能性があるため、細心の注意が必要です。
ただし、偽物の中には天然皮革を使用した製品も存在します。毛穴のない天然皮革のバッグを見つけた場合でも、単独の要素で本物と判断せず、他の見分け方を総合的に考慮してバッグをよく観察しましょう。
5.落ち着いたマットな質感の金具
バッグの金具も、本物か偽物かを判断する手がかりとなります。本物の金具は丁寧に仕上げられており、ムラや処理の粗さがありません。また、刻印もはっきりとしており、読み取りにくい刻印がある場合は、それが偽物である可能性が高いです。
金具の質感にも注意しましょう。セリーヌの金具は一般的にマットな質感があります。光沢のあるメッキが施されているものは偽物です。キラキラと輝いているものは本物のように見えるかもしれませんが、実際にはマットな質感が本物の特徴ですので、注意が必要です。
さらに、セリーヌのバッグでは通常、プラスビスは使用されていません。金具部分はフラットになっています。ただし、修理の際にプラスビスが使用されることもあるため、この部分だけで一概に偽物と判断するのは難しいでしょう。
スナップボタンにも注意が必要です。本物のバッグではスナップボタンにシワが入っています。シワが入っていない場合は、偽物の可能性が高いため、細部にも目を配りましょう。
また、底部の鋲の確認も重要です。本物のバッグでは鋲は正方形でフラットな形状ですが、偽物では丸みを帯びている場合があります。ただし、全てのバッグに鋲があるわけではないため、鋲の有無だけで判断するのは避けましょう。
6.付属品で見分けることも可能
付属品を通じて、バッグの真贋を判断することもあります。保存袋においても、紐の色や内側の素材などが疑わしい場合、バッグ本体も疑わしい可能性が高いです。
以下では、付属品の本物と偽物を見分ける方法を紹介いたします。
・レシートで見分ける
オークションやフリーマーケット、ネットショッピングなどで、レシートが付いている場合でも、印字されている内容を注意深く確認することが重要です。特に、文字の違和感に注目しましょう。例えば、「お買い上げ」の「ぉ」が小さく表示されているなど、細かい点に気づくためには注意深く見る必要があります。このような印字の違いは、本物か偽物かを見分けるポイントとなります。
・修理サービス
通常、ブランド直営店以外での購入でも、正規品であればアフターケアを受けることができます。修理の窓口は国内の正規店ならどこでも、商品を持っていけば修理を受け付けてくれます。この際、保証書を持参すると良いでしょう。一方、偽物の場合は修理を断られることがありますので、修理の対応を通じても正規品かどうかを判断することができます。
買ったセリーヌのバッグが偽物だったら？
せっかく買ったセリーヌのバッグが偽物だったら？
ここでは偽物のバッグを買ってしまった時の対処法を紹介します。
1.確証がない購入は控える
もし偽物に出会った場合、まずは購入を避けることが重要です。セリーヌの偽物は品質が高いため、素人が本物との違いを見分けるのは難しいと言われています。今回紹介した見分け方を確認し、もしも疑いがある場合は一旦手を出さないようにしましょう。
また、個人的な目的で偽物商品を購入しても法的な問題はありませんので、安心して楽しんでください。ただし、業として販売・取引を行っている場合は違法とされる可能性があります。
もしも自分が本物だと思っていた商品が知らずに偽物だった場合、犯罪に関与する可能性があるため注意が必要です。知らない間に犯罪に加担することのないよう、注意を怠らないようにしましょう。
2.すでに偽物を買ってしまってる場合は！？
一般的に、コピー商品の販売は違法であることは多くの人が知っていると思いますが、コピー商品を購入する側も、場合によっては違法となる可能性があるため、注意が必要です。
最近では、オークションやフリーマーケットサイト（ネットショッピング）などで偽物商品を買わされる被害が増えています。また、偽物であることを知らずに商品を販売している場合もあります。もしも偽物であることが分かった場合、まずは購入したサイトに問い合わせることが重要です。連絡が取れない場合もありますが、サイトの運営者や事務局などが対応してくれることがありますので、まずは問い合わせてみましょう。
また、所持している商品を専門家に見てもらうこともおすすめです。もし買取りができないとされている場合、それは偽物である可能性が高いと考えて良いでしょう。
さらに、海外のネット通販の場合、税関で商品が没収される可能性もあります。しかも、返金に応じてくれる可能性が低いため、基本的には海外の通販は避ける方が賢明です。
セリーヌの偽物を買ってしまわないようにするには？
近年、セリーヌの精巧に作られた偽物が増えており、素人目では判断が難しい場合が多くなっています。そのため、不安を感じるような店舗やネットショッピングでの購入は避けることが重要です。
偽物と本物の区別をするためには、値段が明らかに安すぎるなど、細かいポイントに注意を払う必要があります。また、購入後に不安を感じた場合は、専門知識を持つ人に査定をお願いするなど、騙されないように注意深く選ぶことが大切です。
